Friday, April 19, 2024
Wednesday, 17 June 2009 23:12

桃井 はるこ 独占インタビュー

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T-ono:まず、忙しい時間を取らせて有難うございます。そして、アメリカでのスケジュールはどうでしたか?けっこう忙しかったでしょうか?

Momo-i:そうですね。でもファニメコンが開幕する前からサンノゼに来ていたので開幕してからは忙しかったですが、その前はちょっとゆっくりさせていただきました。

T-ono:いろいろな観光地などを見ましたか?

Momo-i:ま ず、何処へ行ったんだっけ?アップルカンパニーのアップルストアにいったり、それと、私ずっとウィンチェスターミステリーハウスにいきたくて、行きたい、 行きたいと思ってたんですけど、やっと念願がかなって行くことができました。十年前ぐらいからサンフランシスコが大好きで、何回か来てたんですよ。で、サ ンノゼとサンフランシスコは比較的近いんで、ウィンチェスターミステリーハウスにずっと行きたいと思っていたんですけど、車を持っていないので行けなく て、今回連れて行ってもらえて、大満足です。

T-ono:良かったですね。

Momo-i:あと、マウンテンビューのコンピューターヒストリーミュージアムに行きました。私がすごく詳しく説明するので私と一緒にいったバンドの皆さんに「このコンピューターミュージアムの人ですか?」と言われました。

T-ono:じゃあ、北カリフォルニアに来るのは初めてじゃないのですね。

Momo-i:そうでうね、サンノゼも前も来たことがあって、HPの創業のガレージとかに行ったことがありますね。普通のガレージでした(笑)。普通の家のガレージで始めたっと。シリコンバレーの発祥の地みたいなモニュメントがあって。

T-ono:それでわ、仕事の方に行きますが、現在どんな計画とかプロジェクトを行っていますか?

Momo-i:4月に「AKIHABA LOVE RECORDS」と言うレーベルを作りました。それは何で作ろうかと思ったかと言うと、一昨年ぐらいから、海外のコンベンチョンとかによく呼んでいただい てくれるんですが、世界中に秋葉原にあこがれている人がいるということがわかって、私は子供の頃から秋葉原で遊んでいたのでその名前を付けたレーベルを私 が作ることに意味があるかなと思ったからです。なので、一つの秋葉系、秋葉原ミュージックが一つのジャンルとして世界中に広まるように本場からメッセージ して行きたいです!

T-ono:昨夜のコンサートでのファンのリアクションはどうでしたか?

Momo-i:と ても盛り上がってくれてうれしかったです!すごく皆さん素敵な笑顔でこっちも嬉しくなりました。そして広い会場だったんですが、後ろの方のかたはグロース ティックを振ってくれていたので、聞いてくれていると分かって、とても立体感があって楽しかったです。ほとんど日本語しか喋らなかったんですが、皆さんな んとなく分かってくれてるみたいで、嬉しかったです。

言葉が違っても歌を歌えば心が通じるんだなと思いました。あと、日本だとオタクは肩身が狭い存在なんですけど、私がオタクだからこうやってアメリカに呼んでもらって、沢山の方と歌で交流できたので、オタクでよかったです!(笑)

T-ono:そして、これからの話ですが、オタクの文化として、桃井さんは秋葉原のストリートパフォーマーとして成長したんですよね。

Momo-i:はい。

T-ono:これからはどうだと思います?あなたは秋葉原の町中で演奏してだんだんポピュラーになってきましたが、他に違うトレンドなどを気づきましたか?

Momo-i:ああっとですね、秋葉原では今歩行者天国はやってないんですけれども、その代わりにCD屋さんのイベントスペースとかそういうオタ芸が出来るようなお店とかで時間を借りて歌とかダンスとかパフォーマンスしている女の子たちや男の子たちがいっぱいいます。

それと秋葉原以外の場所で、例えば名古屋の大須とか、大阪の日本橋でも、いわゆる秋葉系的なライブをやっているアーティストが沢山いるんですね。そ れから、ライブパフォーマンスもそうですが、クラブイベント、クラブミュージックのイベントもとても盛んで、特に名古屋はすごくクラブミュージックがさか んなので、そういうところがとても面白いなと思ってます。秋葉原だけじゃなくて、日本のいろんな都市で秋葉系の音楽で盛り上がっている人がいる状態なんで すよね。

T-ono:じゃあ、ニコニコ動画とかはどう思いますか?

Momo-i:ああ、ニコニコ動画は面白いですね。私が学生の頃はストリートで歌うしか方法がなかったんです ね、メジャーのレコード会社からCDを出さないと沢山の人に聞いてもらう方法が無かったから、私は秋葉原の路上で歌うしかなかったんです。まあ、その頃か らインターネットに動画をアップロードとかをしていたんですが、当時なにぶん電話回線だったので誰も見られなかったんです。インターネットと回線自体が普 通の人に家に無かったので、今はニコニコ動画で何か自分が作った物をどんどん他の人に見てもらえる環境があるということはとっても面白いことだなと思いま す。メジャーのレコード会社から出るっていうだけじゃなくて、いろんな選択肢があることはいいことだと思いますね。

でも一方でネットワークの世界は流れが速いので一週間前のものが一年前みたいに昔に感じられるので、私は「AKIHABA LOVE RECORDS」を作っていい音楽を残していこうと思ったんです。ニコニコ動画とかがある前はCDの役割は、流通させる、広く人に聞いてもらう方法だった んだと思うんですけど、今は「残しておく」というふうに役割が変わったと思うんですね。

なので、ニコニコ動画のアーティストの方とかも、私はどんどんコラボレーションとかをして行きたいと思ってます。実際「AKIHABA LOVE RECORDS」の第一弾シングル「るーじ・ぐーじー」と第三弾シングル「☆自演乙☆ソング」のジャケットデザインはニコニコ動画の初音ミクの曲を作った りしているクリエーターの人にお願いしたりしてます。なので、話が長いけど、とっても面白いんじゃないですか?

T-ono:これからはどうするんですか?

Momo-i:こ れからはですね、日本へ帰って、月一回ニコニコ動画でニコニコ生放送でですね、モコモコ60分という番組をやってますので、それはアメリカからでも見られ ますので、まあ、ニコニコ動画は英語が無いんで日本語が分かんないと難しいかもですが、生放送ぜひ見てみてください。アメリカからの書き込みを待ってま す。

そしてですね、「AKIHABA LOVE RECORDS」の5月27日には奥井雅美さんをゲストヴォーカルに迎えてですね、「AKIHABA LOVE RECORDS」第二弾シングル「My Resolution ~あの時計の下で~」が発売されます!そしてですね、6月17日には第三弾シングルでます、「☆自演乙☆ソング」という曲です、この「☆自演乙☆ソング」 はK-1ファイターでオタクの長島☆自演乙☆雄一郎のテーマソングです。詳しくははググってください。はい、あとは8月にはアニメのサマーライブとかに出 たりとか、頑張って行きたいと思います。

T-ono:豚インフルエンザに何かコメントありますか?

Momo-i:新型インフルエンザ?今、日本ではマスクが買えないんですよ、マスク不足でこのあいだ、私大阪の お友達に、マスクを送ったげました。私はこういうヴォイスアクターと歌手の仕事をしているので、マスクをいっぱい家に買ってあるんですよ。なので大阪の友 達がマスクを買えないって困ってたんで、送ってあげたら大変喜ばれました。(笑)はい、みんな気をつけましょうね。

T-ono:有難うございました。

Momo-i:有難うございます!

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